アオミノウミウシの給餌解説

6月21日(土)、6月22日(日)
10:00~

約 5分間

クラゲサイエンス

どなたでも
開催時間に直接会場へお越しください

アオミノウミウシは世界中の暖かい海に生息しており、その見た目から別名「ブルーエンジェル(青い天使)」と呼ばれています。新江ノ島水族館では、本種の飼育を通して生態解明に取り組んでおり、近年の研究でいろいろと面白いことがわかってきました。
このイベントでは、えのすいトリーターが給餌をしながらアオミノウミウシの不思議な「捕食行動」について解説していきます。

シラスを食べるようすシラスを食べるようす


今年の 3月 “えのすい” は、東海大学、東京大学とともにアオミノウミウシの食性に関する研究を行い、論文を発表しました。
この研究で、
・一般的に知られていた、カツオノエボシ、ギンカクラゲ、カツオノカンムリだけでなく、魚も含めいろいろな生物を選んで食べる
・器用にミノを「手」のように使って捕食を行う
・盗んだ刺胞を「防衛」だけでなく、「捕食」にも使っている可能性がある
ことを世界で初めて明らかにしました。

発表論文[ Ecology ]
Blue angels have devil hands: predatory behavior using cerata in Glaucus atlanticus(青い天使は悪魔の手を持つ:Glaucus atlanticusの突起を用いた捕食行動)

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