
新江ノ島⽔族館は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)を代表研究機関とする⼤東諸島周辺海域等の深海洞窟をターゲットとして⽣物多様性把握のための深海調査に取り組む研究プロジェクト「D-ARK(Deep-sea Archaic Refugia in Karst)」に参加しています。
このD-ARKプロジェクトを広く多くのみなさまに知っていただき、親しみを持って応援していただくことを⽬的として、2024年12月28日から2025年 4月 6日の間実際にこれまで深海調査に使用してきた、mini ROV(水中ドローン)と深海内視鏡に新たな機能を追加した新型機器の名称を募集しました。
応募総数 373件の中から選ばれた深海探査機器の新名称を発表します!
mini ROV の 新名称「 DroSea 」(ドロシー)
[命名者]piniさま、清水 知恵子さま
[理由・込められた思い]
・pini さま_ドローンとSeaから
・清水 知恵子 さま_海の中のドローンなので。 ドロシーはギリシャ語で“神の贈り物”という意味があるそうなので、何かすばらしい発見をしてくれそうな雰囲気があります。
[新名称が採用されたお気持ち、深海探査機器への期待]
・pini さま_名称を採用していただきありがとうございます。とてもうれしく思いました。えのすいの深海展に何度も足を運び深海の魅力を再認識しました。「DroSea」が私たちに新たな深海の魅力を教えてくれることを楽しみにしています。
・清水 知恵子 さま_ドロシーを選んでいただき大変光栄です! 名前をつけさせていただいたことで、すごいメカが身近に感じられて不思議です。ドロシーの深海調査での活躍が楽しみです! なにかおもしろい発見をしてくれることを期待しています!
深海内視鏡 の 新名称「 Xscope 」(カイスコープ)
[命名者]颯 さま
[理由・込められた思い]
未知(X)を見るもの
[新名称が採用されたお気持ち、深海探査機器への期待]
「 Xscope 」という名前が採用されたと聞いたとき、驚きと喜びが一気に込み上げました。長い時間をかけて思いを込めた名前が、これから未知の世界へと旅立つ機器に刻まれることに、大きな誇りを感じています。その名の通り、深海という「未知」に挑み、数々の発見をもたらしてくれることを願っています。
今回名前をつけてくださった新型深海探査機器は、7月に行われる深海洞窟調査から実際に使用していく予定です。
すてきな名前のついた新型探査機器にみなさまと私たちの想いを乗せて、一緒に未知なる深海洞窟の謎に挑みましょう!
今後ともD-ARKを応援していただけたらうれしいです。
なお、調査のようすはえのすいトリーター日誌やJAMSTECの
D-ARKホームページで公開していきます。
「新型深海探査機器に名前を付けよう!」にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。