2011年10月
日本甲殻類学会 第49回大会(ポスター発表)
伊藤 寿茂 ・ 根本 卓
相模川下流~河口域で確認されたカニ類
伊藤 寿茂 ・ 根本 卓
新江ノ島水族館
要旨
神奈川県央部を流れる相模川の河口は,相模湾奥部唯一の干潟であり,相模湾での干潟生物の着底場として重要であるとして,環境省が指定した日本の重要湿地500にも選ばれている。
1970年代まではヤマトオサガニなどの干潟棲のスナガニ類が豊富に生息していたが,近年では干潟の衰退,砂地化が著しく,大水などによる大規模な砂洲の流失も重なり,干潟生物の生息数は激減している。
演者らは,2006年から2011年にかけて,相模川下流から河口域においてカニ類の生息調査を行ったので報告する。





