2023年09月01日

実は新種だった「クモマダラハゼ」展示中

  • 展示開始日:2023年 9月 1日(金)~
  • クモマダラハゼ
  • 学名:Ophiocara gigas
  • スズキ目ハゼ科
    大きさ:約30cm
    展示場所:皇室ご一家の生物学ご研究

フィリピン、インドネシア、パプアニューギニアやソロモン諸島に分布し、日本では奄美大島や沖縄諸島に生息しています。
1974年に上皇陛下によってホシマダラハゼが新種として記載されました。近年、研究が進み、実はホシマダラハゼの中には複数種が含まれていることが分かり、2023年 8月にホシマダラハゼは、ホシマダラハゼ、クモマダラハゼ、ヤミマダラハゼの 3種類に分かれました。
これら 3種の形態は非常に似ていますが、クモマダラハゼには体表と第 2背びれ、尾びれに黒または茶色の斑点があり、かつ、幼魚のときは体表には 2本の斜めのバンドがあることで他の 2種と見分けることができます。
“えのすい”でホシマダラハゼとして飼育していた個体は、今回クモマダラハゼであったことが分かりました。
新種となったクモマダラハゼをこの機会にご覧ください。

皇室ご一家の生物学ご研究

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