東南アジアにはさまざまな根口クラゲの仲間が生息しています。本種はインドネシアやマレーシアに生息しています。成長すると傘の内部に赤褐色の筋が見られ、生殖巣の形が十字に見えることから「クロスジェリー」や「レッドクロスジェリー」と呼ばれています。現地の底引き網漁で多数混獲されることがありますが、生きた状態で見られるのは貴重です。 今回は、今年 10月に実施したマレーシアクラゲ調査で採集した野生個体の展示となり、東南アジア産のクラゲ類の生活史を解明するべく、飼育研究の過程を展示しています。
クラゲサイエンス