「アカホシイトヒキクラゲ」は、タイやマレーシアなど東南アジアで見られる根口クラゲの仲間です。傘には赤茶色のはん点模様があり、糸状の口腕付属器を持つことが特徴です。
現在展示している個体は、まだはん点模様は出ていません。ときどき日本へも輸入されることがあり、「バブラージェリー」という名前で流通しています。
新江ノ島水族館では、これまで 2015年にタイにて採集してきた数個体の展示と、2016年、2020年に当館にて繁殖をおこなった個体を展示しています。
今回は、今年 10月に実施したマレーシア クラゲ調査で採集した野生個体の展示となり、東南アジア産のクラゲ類の生活史を解明するべく、飼育研究の過程を展示しています。