房総半島以南、小笠原諸島、南西諸島の沿岸の浅い岩場やサンゴ礁に生息する小型のタコです。
唾液腺や筋肉、体表にフグ毒と同じ猛毒のテトロドトキシンを含むことで、海の危険生物として知られています。
胴に短いすじ状、腕にはリング状のサイケデリックな青い斑紋があり、危険が近づいたり、興奮すると鮮やかな瑠璃色(るりいろ)になって有毒であることを知らせます。
一見目立ちそうな色、模様ですが、ほかのタコの仲間同様、擬態能力に優れ、バックヤードで飼育していた時は、水槽の中の岩とそっくりの色になっていました。
姿をくらまし、毒で獲物を制する。
まさに忍者のようです。
※短期間の展示になる可能性があります。ご了承ください。