2024年12月21日

深海に棲む大型甲殻類「ズワイガニ」展示開始

  • 展示開始日:2024年12月21日~
  • ズワイガニ(楚蟹)
  • 学名:Chionoecetes opilio
  • 十脚目 ケセンガニ科
  • 大きさ: 約 50cm
    採集場所: 福井県 (協力:越前松島水族館)
    展示場所: 太平洋

本種は茨城県以北の太平洋からオホーツク海、日本海にかけて分布しています。水深200~500ⅿの砂地に生息し、250~300mを境にメスは浅い場所、オスは深い場所を好む傾向があります。
産卵期は1年に2回あり、交尾を終えたメスは1~2時間以内に産卵し、腹部に卵を保持します。また、秋から冬にかけて、交尾に先立ってオスがメスを確保する「交尾前ガード」という行動をとることがあり、水槽内でも観察できます。普段は砂地でじっとしていることが多く、他の魚が近くを通っても気にしませんが、この時期だけは必死に守っているようにも見えます。
ズワイガニのオスは産地によって「松葉ガニ」、「越前ガニ」、「加能ガニ」などと呼ばれおいしいカニとして広く親しまれています。
現在、「あわたんカフェ」にて、ズワイガニの近い仲間であるベニズワイガニを使った「紅ズワイガニのドリア」を期間限定で販売中です。ぜひ併せてお楽しみください。

※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。

太平洋

RSS