千葉県から三重県にかけての太平洋沿岸に分布します。
成魚でも全長2cmほどで、その小さく愛嬌のある姿から「真冬のアイドル」としてダイバーに親しまれています。
相模湾では水温が下がる 12月ごろになると、産卵のために浅場にやってきた個体が、潮だまりでも見られるようになり、“えのすい”では毎年この時期に展示をおこなっています。
腹びれが変化してできた吸盤があり、岩や海藻にはりついて生活します。そのため体色は海藻や岩に似せて緑や赤、茶色などバリエーションに富みます。
普段ははりついてじっとしていますが、餌のプランクトンを与えると小さな胸びれを一生懸命動かして追いかける姿がまたかわいいです。
小さなアイドルをぜひ、見にいらしてください。