ゲッコウスズメダイは、日本の相模湾、駿河湾、琉球列島、伊豆諸島の八丈島、高知県の柏島に分布し、韓国でも確認されているスズメダイ科の一種です。主にカイメンやサンゴに覆われた水深 86メートル付近に生息しています。
この魚は、相模湾で採取された標本をもとに、2019年に新種として報告されました。和名・英名ともに「月」に由来しており、幼魚から成魚にかけて見られる、真珠のように光る銀青色の体色がその名の由来です。
今回採取された個体は、相模湾の水深約 90メートルから釣り上げられました。
釣り上げた瞬間、船上では歓喜に包まれるとともに、水圧変化で膨張した空気を抜くなど、すぐさま慎重なケアが施された後、水族館まで丁重に運ばれました。
相模湾から世界に発信されたゲッコウスズメダイを、ぜひご覧ください。