2025年08月26日

D-ARKプロジェクト
深海洞窟で発見!ウミウシ研究者も大興奮のレアモノ
シンカイウミウシ属の一種

  • 展示開始日:2025年 8月26日~
  • シンカイウミウシ属の一種
  • 学名:Bathydoris sp.
  • 英名:裸鰓目シンカイウミウシ科
  • 大きさ:約 5cm
    採集場所:南大東島北西 水深約 390m
    展示場所:深海Ⅰ
じっとしているときはイソギンチャクのようじっとしているときはイソギンチャクのよう

新江ノ島水族館は、2024年から始まったJAMSTECを代表機関とする 3か年の深海洞窟探査プロジェクト D-ARK(Deep-sea Archaic refugia in Karst)へ参画しています。2024年に 1回目の調査を行い、2025年も 7月 1日〜 31日に 2回目の調査航海を実施しました。

展示中のシンカイウミウシ属の一種は、2024年に見つけた深海洞窟「ピッグ・ノーズ」の内部を調査中に、イソギンチャクのような姿をしているところを発見、採集しました。ウミウシの専門家に特徴を問い合わせてみたところ、世界的にも標本が少なく極めて珍しいシンカイウミウシ属の一種である可能性が高いことがわかりました。

シンカイウミウシ属は、一般的にみられるアオウミウシなどのイロウミウシ科が属するドーリス類との共通祖先から早期に分岐した祖先的な分類群です。本種は偏食で知られる多くのドーリス類とは異なり、雑食性であると考えられていますが、生体の食性が観察された例はありません。飼育下でさまざまな餌を与え、食性を調べています。

深海にすむ、まだ未解明な部分の多い激レアウミウシを、生きた状態で観察できる機会は極めて貴重です。ウミウシファンならずとも必見の 1匹に、ぜひ会いに来てください!

今回の展示個体はJAMSTECの海底広域研究船「かいめい」で行った KM25-06C航海で採集した生物です。

※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。

移動するときはウミウシの姿移動するときはウミウシの姿

本プロジェクトは、日本財団の支援を受けて笹川平和財団海洋政策研究所が実施する「オーシャンショット研究助成事業」により助成を受けたものである。
オーシャンショット研究助成事業は日本財団の助成を受けて笹川平和財団海洋政策研究所によって実施されている。

・JAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)KM25-06「かいめい」/「KM-ROV」 D-ARK 航海
・新江ノ島水族館は、JAMSTECと深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究をおこなっています。

深海Ⅱ-しんかい2000-

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