全世界の温帯から熱帯海域に広く分布しており、日本近海では青森県の八戸から九州南岸の太平洋沿岸、新潟県から九州南岸の日本海、東シナ海、瀬戸内海、有明海、琉球列島、小笠原諸島で記録されています。
相模湾と隣接する海域では 1990年代では出現数が少なかったものの、2000年以降に増加傾向にあります。 相模湾の出現については 2005年に小田原で水揚げされたアカシュモクザメの標本が確実な記録であり、その後も小田原を中心に標本が収集されています。
特徴的なトンカチ型の頭部には、ロレンチニ瓶という電気を感じることができる器官があります。 また、通常サメの仲間は泳ぐ時の舵を胸びれで取りますが、シュモクザメの仲間は比較的胸びれが短く、代わりにこの出っ張った頭で舵を取ります。
今回展示しているアカシュモクザメは 下田海中水族館 との生物交換でやってきました。