
和名のとおり、体側の縞模様がコノシロによく似ており、英名の「Striped」も縞模様を意味します。幼魚のときには河口などの汽水域で過ごしますが、成魚になると沿岸の砂地に群れで生息し、体長は最大で 50cm ほどまで成長します。その他、下顎付近にはヒゲのようにも見える遊離軟条(ゆうりなんじょう)が 5対あるのが特徴で、この遊離軟条を感覚器として使い、泳ぎまわりながら海底の餌を探します。特徴である遊離軟条は畳まれて見えないこともありますが、餌を探しているときや大きく口を開いたときなど、ふとした瞬間に観察できるかもしれません。
潮溜り水槽の中では、他の魚の間をすり抜けるように自由自在に泳ぎまわり、光が当たると銀色の体がきらきらと輝いて見えます。ツバメコノシロの展示はえのすいでは久しぶりです。ぜひこの機会にご覧ください。