
体長 150cmに達することもある、細長い、変わった形のクラゲで、体全体をヘビのようにくねらせることもあれば、ふわっと漂っていることもあります。
外洋性のクラゲで、主に表層で見られますが、水深 300mの深海で見つかった記録もあります。通常は透明ですが、青や黄、紫といった鮮やかな斑紋が体全体に現れることもあり、今回採集された個体は両端がほんのりと黄色味を帯びています。
美と恋の女神「ヴィーナス」がまとう帯のようだということから、「Venus’s girdle(ヴィーナスの飾り帯)」と呼ばれており、とても美しいクラゲです。普段間近で観察できるチャンスはなかなかありませんので、この機会にぜひクラゲサイエンスまで足をお運びください。