みなさん、ツノモチダコを知っていますか？

ツノモチダコは、相模湾や駿河湾などの水深200～600m付近に生息している深海性のタコです。その名の通り角を持っていますが、それは2本ではなく4本もあります。しかもしっかりと目の上にあるので、まるで鬼のようです。
給餌のときも、早くちょうだいという感じで水面から体が出るほど寄ってくるのですが、角があるせいか何だか威圧感があって、たくさんあげ過ぎてしまいそうになります。でもよく見ると、目が大きくてプルプルの肌なのでとてもかわいいんですよ。

ぜひみなさんに見てほしい！ そんな気持ちで展示したツノモチダコですが、なんとこの展示をほとんどのお客さまがスルーしていきます。というのも、つまらないから見ないのではなく、気付かないのです。
しんかい2000展示エリア奥の小さな水槽で展示しているのですが、さらにのぞき窓のようになってるんですよね．．．

このかわいさを知らずに帰るなんてもったいない！ 見る穴は小さいですが、その奥には大きな魅力があります。たまにツノモチダコの方からこちらを見ていることもありますので、ぜひその魅力を感じに来てください！

※「ツノモチダコ」の展示は2019年11月13日をもって終了いたしました。