2006年09月19日
トリーター:今井

乾眠(夏眠)から目覚めたハイギョ

夏休みの「おもしろ実験」として、なぎさの体験学習館 2階にハイギョを展示していました。
このハイギョはアフリカにすむアネクテンスという種類で、水の干上がる乾季に泥中にマユを作って、乾燥に耐えるという習性があります。このことを乾眠(夏眠)といいますが、体験館では実際に再現し、約 1か月後のきのう、集まったお客さまの前で目覚まし実験をおこないました。
カチカチに乾燥した土のかたまりの中から、ニュルンと水中に落ちたハイギョは、体重が 5パーセントほど減っていました。というよりは、「あの乾燥状態の中、なんでこんなにヌルヌルなの?!」と驚きました。また、水の中で「ククピプー」と産声のように鳴いた時はとてもかわいかったですョー。
この実験では、本だけじゃ分からないことがたくさん!ハイギョが尾で眼を覆っていたり、地表から息をつなぐ気道が複雑であったりetc・・・
実験の大切さを改めて感じました。
いやー勉強になったなー!!

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