2006年09月23日
トリーター:北田

ごみごみした暗闇の世界

航海日誌で「さよいなら」なんて書いたら、次の日トリーター日誌の当番でした。挨拶した意味ないっすよ。

で、もちろんきのうまで行っていた調査のお話しな訳です。
今回、日本海の水深 900m~ 1,000m位を見てきました。
静かで眠気を誘う深海の世界・・・ しかし、よく見ると海底にはゴミがポツポツ落ちていました。
えーっ、ズワイカニさんの横には「漫画」が落ちていました。何の漫画かは分かりませんでしたがショックでした。

では、ここで北田が見た、ゴミリストです。

1:ビニール
(これは想像がつくと思います)
2:空き瓶
(これも想像がつくと思います)
3:カニカゴ
(きっと漁で海底に引っかかったのでしょう)
4:木の枝
(自然物でゴミではありませんが、結構多く落ちていたのであえてのご報告)
5:ホウキ
(誰が深海底を掃除しようとしたのでしょう)
6:大きなかばん
(何かたくさん中に詰まっていそう・・・)
7:靴下
(男性用、色は黒、しかも一足分海底に置いてある感じで)

今回、私たちが見たところはほんの一部です。でも、こんなにゴミが落ちていました。よく「海をきれいにしましょう」とか「釣り場のゴミは持ち帰りましょう」とかありますが、実際に海底を見ますと本当に胸に来るものがあります。これが現状なんですね。
将来、海底がごみ山にならないよう何とかみんなで気をつけたいものです。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

RSS