2006年09月22日
トリーター:島津

魚の睡眠

きょうは睡眠についてお話します。変わった寝方をする魚をいくつか紹介します。まず、ベラのなかまは砂に潜って眠ります。びっくりした時や敵から襲われた時なども砂に潜ります。規則正しく日没の何分前、日の出の何分前ときまった時間に寝て、起きます。
ブダイの仲間は口から粘液を出して寝袋を作ってその中に入って寝ます。
ベラの仲間、キュウセンは水温が低くなると砂に潜って冬眠をします。
もっと、特殊なのがハイギョの仲間です。ハイギョは夏眠します。現地では乾季と雨季があり、乾季の時水がひからびる前に泥の中に潜りこみ、粘液でマユを作りその中にUの字になりしっぽで顔をおおって目が乾燥しないようにして雨季が来るのを待ちます。長いものでは 8か月くらい夏眠するハイギョもいます。なぎさの体験学習館には9月18日~24日まで夏眠してめざめたハイギョが展示されています。

目覚めたばかりのハイギョ目覚めたばかりのハイギョ

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