2006年12月23日
トリーター:大内

いったい、何歳?

みなさんきょう、23日は何の日ですか?
そうきょうは天皇誕生日です。天皇陛下だけではなく人はみんな誕生日があり、1年ごとに年をとっていきます。
これは人だけではないんです。水族館にいる生き物たちも年をとります。ではどうしたら生き物たちの年が分かるか?というとそれぞれ違います。

まずは魚。魚はですね、種類によって違うんですが、2種類の方法が知られています。
サケやニシンなどの魚はウロコを見れば分かるんです。ウロコに木の年輪のような模様が入っていて、それを数えることで年が分かるんです。
もう 1つの方法は、サバやスケトウダラの耳石を使います。耳石とはなんぞや?と思われる方、たくさんいると思います。耳石というのは脳の両脇にあって魚たちの平衡感覚に関係しているものなんですが、その耳石を割ると年輪のような模様が入っていてこれを数えると年が分かるんです。

イルカショースタジアムにいるイルカたちは歯で分かります。
イルカたちはハクジラというクジラの仲間です。ハクジラ達は歯を縦に切ると年輪状の模様があり、それを数えます。
また身体の大きなヒゲクジラたちは、耳あかで数えます。クジラたちの耳はろう(ロウソクのろう)状の耳あかで塞がれてるんですね。その耳あかの層を数えることで、何年生きてきたかが分かるんです。

またホタテガイのような二枚貝は、貝の表面の若干太い線で分かるんです。

このようにして魚や貝、イルカたちの年が分かるんですよ。

イルカショースタジアム

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