2006年12月25日
トリーター:奥山

スクープ

みなさんこんにちは、きょうはクリスマスですね。たくさんクリスマスプレゼントはもらえましたか?

実は、先日凄いスクープが飛び込んできました。まさに我々トリーターにとっては、クリスマスプレゼントって感じのニュースです。なんと小笠原沖でダイオウイカが吊り上げられたっていうじゃないですか。小笠原諸島弟島の北東約 27キロの沖合いで、水深約 650メートルまでたらした「たて縄」という漁具の針に体長約 3.5メートルの未成熟のメスがかかったそうです。残念なことに 2本の長い腕は失われていたようで、残っていれば全長が 7メートルに達したと推定されるそうです。

ダイオウイカは世界最大のイカで、全長 17メートルを超えるものも珍しくない種類です。目玉も直径が 50センチメートルという記録もあります。しかも、この巨体でかなり高速で泳げそうだということです。こんな向かうところ敵なしのようなダイオウイカにも天敵がいます。それはマッコウクジラです。捕獲したマッコウクジラの胃の中から 14メートルのダイオウイカが出てきたという記録もあります。自然とは全く厳しいものです。

将来飼育技術が向上して、ダイオウイカやマッコウクジラが飼育できたとしたら、とてもすばらしいことだと思います。しかし、自然は解らない神秘的なところが有るから良いのかもしれませんね。

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