2006年12月26日
トリーター:戸田

アクリルパネル(アクリル板)

水族館の水槽といえばガラスを想像すると思います。以前はガラスがほとんどでしたが、この頃はアクリル板が多く、相模湾大水槽の様な間口の大きな水槽のほとんどがアクリル板で作られています。
最大の理由は、アクリルは接着することができ、厚く大きな板も作ることが可能だからでしょう。
相模湾大水槽も厚さ 41cmのアクリル板で作られています。しかし上には上があって厚さ 60cmの水槽が国内にありますし、外国ではこれを超える厚さの水槽が現在作られているそうです。
大きな水槽のアクリル板は工場で薄い板を何枚も接着して厚くしています。大きさは輸送できる範囲で作り、実際の水槽に取り付けてから接着しています。この接着技術はマル秘中のマル秘で相模湾大水槽も周囲を覆って関係者以外立ち入り禁止の中、接着作業がおこなわれました。
この接着場所、正面から見ても分かりませんが、角度を変えて見ると見つけることができます。
大きな水槽を見る機会があったら、中の生き物を見ることは当たり前ですが、接着場所を見つけるといった通な楽しみ方をしてみたらいかがでしょうか。

つなぎ目分かりますか?つなぎ目分かりますか?

相模湾ゾーン

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