2007年01月28日
トリーター:鬼丸

鍋奉行とアク(灰汁)代官

冬の料理の定番といえば、鍋料理ですね。鍋料理は世界中にありますが、日本の鍋料理の特徴は、具材と調味の方法により、たくさんの種類があることです。
この鍋料理は煮汁の状態によって大きく三つのグループに分けることができます。
水鍋と煮汁鍋、そしてすき鍋です。
水鍋は材料から出るおいしさを味わうため、水又はダシ汁で煮て、取り分けてから味をつけるもので、水炊きや湯豆腐などがあります。
煮汁鍋は味付けしたダシ汁で作る鍋料理で、ちゃんこ鍋や寄せ鍋、そしておでんなども含まれます。
すき鍋はすき焼きのように汁気を少なくし、濃い味で煮るものです。
ところでタラちり鍋やフグちり鍋など、ちり鍋という鍋料理がありますが、このちり鍋のちりとはどういう意味なのか、ご存知ですか?
これは新鮮なさかなの切り身を煮ると、身がちりちりと縮むことから、名付けられたそうです。
最後に新江ノ島水族館では、鍋料理の具材になる魚介類がたくさん展示してありますので、スミからスミまでじっくりご覧になってください。

相模湾ゾーン

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