2007年02月12日
トリーター:倉形

早すぎる春

今シーズンは地球規模の異常気象により日本は暖冬ですね。平年であれば最低気温が 0℃を下回ることが多い時期ですよね。厳冬の中の「白い吐息」や「霜柱が立つ」などの冬らしい季節感を味あうことが全くといっていいほど無いです。
このような暖かい冬は、私たち人間にとって身体にはありがたいです。しかし、せっかくの四季がある国「日本」に生まれたので、その季節感をしっかり感じたいと思うのは私だけでしょうか。
この暖冬の一因を担っているのが「エルニーニョ現象」です。エルニーニョ現象の詳しいメカニズム(興味がある方はご自身で調べてください)を話すのは難しいので簡単にいいますと、東太平洋の赤道付近で海水温が上昇する現象です。この現象が起きると日本では冷夏になることが多いです。今シーズンもエルニーニョ現象が起きていますので、今年の夏は大丈夫ですかね。ちょっと心配です。猛暑も嫌ですが、まぁ今から冷夏にならないことを願いましょう。

さて、話がタイトルとかけ離れ過ぎないうちに戻りましょう。私が実感した「早すぎる春」とは、本来この時期ならまだ冬眠していてもよさそうな昆虫の「ナナホシテントウ」や「ダンゴムシ(昆虫ではありませんが)」をつい先日、家の庭先で発見したことです。また花では紅梅が散り始めました。
ニュースでは伊豆の早咲き桜で有名な「河津桜」が例年に比べて 1か月も早く開花したそうです。
このような気候がもたらす様々な変化は世界各地で起きています。私たち人間が要因で引き起こしている環境破壊をしっかりと見つめ、これから自然環境に配慮した生活を送るようにになければ地球を破壊へと導いてしまいかねません。
ですから私たちの身近な自然から見直し、大切にしていきたいものですね。

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