2007年02月25日
トリーター:崎山

外来生物

神奈川県の湯河原町で外来の鳥が多数繁殖し、同じ地域に生息するメジロなどの在来の鳥が駆逐されるのではと心配されているそうです。その鳥はもともとは中国南部などに生息するソウシチョウとガビチョウという鳥です。いわゆる渡り鳥ではなく、ペット用に輸入・飼育されていたものが逃げ出すなどして野生化したと考えられています。
このような外来生物は、ある地域にもともといなかった生物が「人間の活動により」、別の地域(特に外国)から入ってきたものを指します。日本の野外に生息する外来生物は約 2,000種にもなるそうです。カミツキガメやブラックバス、シロツメクサ、アメリカザリガニ、マングースなどなどみなさんおなじみの名前があろうと思います。
外来生物の多くは子孫を残すことなく死んでしまうのですが、先の鳥のように子孫を残し定着するものもいます。ペットなど飼育目的で持ち込まれ・・・という例は多いようです。我々水族館のトリーターも本当に気をつけなければなりません。
さて、話を広げると最近はカエルなどの両生類で気をつけなければならない「ツボカビ症」の話もあります。「日本のカエルが全滅!?」という形でテレビなどでも取り上げられています。
とりあつかう方はよく情報を仕入れてください。

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