2007年02月28日
トリーター:鬼丸

魚へんに春

2月はきょうで最後です。あすから 3月です。寒い冬が終わり、春がやってきます。そこできょうは、春に関係のある話しをしようと思います。
魚へんに春という漢字の魚がいます。何という魚かわかりますか?そうです。サワラです。
このサワラはサバ科の魚で全国に分布しています。小魚などを食べる魚食性で、成長すると体長は 1m、体重は 7kgほどになります。
サワラはいわゆる出世魚で、成長するにしたがって呼び名が変わります。40~ 50cmぐらいのものをサゴシあるいはサゴチ、60~ 70cmぐらいのものをヤナギあるいはナギと呼び、それ以上がサワラと呼ばれています。
サワラは細身の魚でサゴシは狭腰、サワラは狭腹の意味です。サワラの旬は文字通り産卵期前の春で、鮮度のいいものを刺身で味わうのが一番だそうです。ただし鮮度落ちが早いので、一部の地域でしか食べられていないようです。ところでこのサワラを好んで食べるところがあるのですが、ご存知ですか?それは岡山県です。全国で獲れるサワラの約 3割が岡山県で消費されています。岡山の名物である「ばらずし」の具として欠かせない材料です。

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