きょうはホワイトデーです。ホワイトデーはバレンタインデーにプレゼントをもらった男性が、女性にお返しをする日です。
男性がもらったプレゼントで一番多いのはチョコレートです。そこできょうはチョコレートについてお話ししようと思います。
まずチョコレートは何から作られているかというと、カカオ豆から作られています。カカオはアオギリ科の植物で赤道付近の高温・多湿の地域で栽培されています。カカオの実は 20cmほどのラグビーボールのような形で、中に 30～ 40個の種子が入っています。これがカカオ豆です。
次にチョコレートの歴史ですが、今から 150年位前に固形のチョコレートが発明されるまで、チョコレートは飲み物でした。紀元前 2000年頃から中央アメリカやメキシコ南部でカカオが栽培され、カカオを粉にしてトウモロコシの粉や唐辛子などを混ぜ、水やお湯に溶かして飲まれていました。これを 16世紀にコロンブスがヨーロッパへ持ち帰り、世界中に広がりました。
近年、カカオに含まれるポリフェノールが注目されていて、カカオの比率の高いチョコレートが発売されています。最後にチョコレートを犬や猫、鳥などに与えてはいけません。チョコレートを与えると中毒をおこします。これはチョコレートに含まれるテオブロミンを代謝できないためで、場合によっては死んでしまうこともあるそうです。