2007年03月20日
トリーター:大内

しらすの正体

今年の冬は記録的な暖冬といわれていますね?
この暖冬のため愛媛県では「しらす」の水揚げが例年より 2、3週間早いそうです。
この「しらす」という魚、みなさんご存知ですか?体長が 1~ 2cmほどで体が透明な魚です。実は「しらす」という名前の魚というのは存在しないんです。ではこの「しらす」の正体は?といいますと、魚の稚魚なんです。
主にカタクチイワシやマイワシといったイワシの仲間の稚魚のことをいいますが、イカナゴやウナギ・アユなどの稚魚のことも「しらす」といいます。
冬から早春にかけて出回る「しらす」は主にマイワシの稚魚で、それ以外の季節でとれる「しらす」は主にカタクチイワシの稚魚なんです。
よくスーパーで売られている「しらす」と書かれているものは「釜揚げしらす」というもので、水揚げした「しらす」をさっと茹で上げたものです。
またちりめんじゃこというのは「釜揚げしらす」を機械や天日によって水気をきったもののことをいいます。
「しらす」といっても奥が深いんですよ~。

P.S
先月の日誌に書きました動物園飼育技師試験、無事に合格しました。来年も受けずにすみます。ホッとしました。
結果報告までに・・・。

マイワシマイワシ

相模湾ゾーン

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