2007年03月22日
トリーター:岩崎

潮干狩りはエコロジー?

みなさん、こんにちは。きのうは春分の日、これから 6月の夏至に向けて昼間の時間がどんどん長くなります。きょうも暖かくなって桜のつぼみもほころんできました。いよいよ春本番がやってきそうな気配ですね。

春は 1年で一番潮の干満の差が大きくて、しかも昼間の時間帯に大きく動きます。これからの季節の海遊びとしては、潮干狩りや磯観察がおすすめです。
特に潮干狩りは家族でも安全に楽しむことができるほか、貝のお土産付きで、お味噌汁、酒蒸し、スパゲティーなどの料理で舌やお腹も大満足させることができます。
また、潮干狩りはとってもエコロジーな遊びです。
アサリなどの二枚貝は水中のプランクトンや有機顕濁物を体内に取り入れて栄養にしているので、いってみれば海の汚れを吸収する水質浄化の役割を果たしています。
潮干狩りで海の栄養がたっぷり詰まった貝類を適度に間引くことで、赤潮などの原因になる富栄養化の防止になり、結果的には海の浄化につなげることができます。
資源保護のため小さな稚貝の取りすぎや、アマモなどの海草類の保護に注意して「エコロジーな遊び」潮干狩りをぜひお楽しみください。
また、これからも潮干狩りができるような浅い海「干潟」を大切に守っていきたいですね。当館には「干潟」の展示水槽もありますのでぜひご覧ください。

潮の時間は毎日変わります。潮干狩りに適した時間帯は大潮か中潮の干潮前後 1~ 2時間です。出かける前は新聞やインターネットで潮汐を調べることをお忘れなく。

干潟水槽干潟水槽

相模湾ゾーン

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