2007年03月13日
トリーター:島津

側線の話

『側線』とは、魚の体側の中央に頭の方から尾の方に点線状に見え、小さなウロコが並んだもので、真ん中に小さな孔が開いていていて、皮下には側線神経がはしっています。
魚類が特有に持つ器官で、ここで「水圧」「水流」「水の振動」などを感じ取っています。
魚が水の中で、物や仲間同士でぶつかったりせず、ウキブクロの空気調節をおこなっていて、深いところから浅いところへ自由に移動できるのもこの側線神経のおかげです。
ブラインドケーブという魚がいますが、この魚は鍾乳洞や洞窟にすむ魚で、目が退化してしまった魚です。
でも側線のおかげで、物にぶつかったりせず、餌も普通に食べ、不自由なく泳ぎ回ります。

マダイの側線マダイの側線

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