4月5日にワカメ・コンブの展示を終了し、6日よりアカウミガメの展示が開始しました。
ウミガメは水温が低いと動けなくなり、餌も食べなくなってしまいますので、当館では冬の間、室内のプールで飼育していますが、毎年この時期に水温が 16℃以上になると屋外のプールにウミガメを出しています。
アカウミガメはプールに出した直後にケンカをします。のんびりとしたイメージがあるウミガメですが、このときばかりは噛みあいがはげしく、いくら人がケンカ中の 2個体を放しても、お互いに向かっていきます。
しかも弱点がわかっているようで、甲羅から出た柔らかい部分（頭・首・尾など）を狙います。今のところなぜこのようにケンカをするのか不明ですが、自然界のアカウミガメの行動を調べた研究などを参考にして、この行動の意味を調べていきたいと思います。

きょう私がアカウミガメたちを見に行ったところ、もうケンカをしすぎて疲れてしまったのか、みんなでなかよく寝ていましたのでご安心を。