2007年04月16日
トリーター:大内

どうして?

4月も半ばを過ぎ、最近は気温も上がってきてだいぶ春めいてきました。
あたたかくなってきて東京、神奈川を流れる多摩川では体長 7cmほどのアユの稚魚が遡上を始めたそうです。
アユはサケ科魚類と同じように川で生まれ、海で育ち、産卵のために再び川に戻ってきます。

でも不思議だと思いませんか?
川と海、どうして違う環境で生きていけるのでしょうか?普通、川や湖に棲んでいる淡水魚は海では生きていけません。逆に海水魚は川や湖等の淡水で生きていけません。ではどうやってアユやサケたちは海や川を行き来できるのでしょうか?
それは身体を徐々に海なら海水用に、川なら淡水用に切り替えているのです。切り替える時は主に川と海の中間にあたる河口ですごし徐々に身体を慣らしているのです。
環境に合わせて身体の機能を切り替えられるなんて便利ですね。

アユアユ

相模湾ゾーン

RSS