2007年04月29日
トリーター:寺沢

北京的櫻花弁了、満天飛舞着白色的楊絮。

葉桜のころになるといつも想う、桜前線はどこまで北上するのだろうか、と。

視察のため、北京海洋館へ。北京首都国際空港から車で西へ 1時間、動物園の一角にある。
北京には水族館が三つもあるという。1999年に開館した、大型で近代的な水族館、中国でも中心的な立場にある、それが北京海洋館だ。

海獣類はバンドウイルカ 12頭、カリフォルニアアシカ 2頭。ショーの回数は一日一回、土日でも二回のみで、一回の収容人員は 3,000人とのこと。
ここの目玉はなんといっても、中国国家一級保護動物のカラチョウザメ、私が大好きな魚だ。ここで飼育しているものの中で、最も大きなものは、体長 3.6m、体重 400kg、小型のオキゴンドウ並だ。むしろ、その大きさ、ゆっくりとした泳ぎ方から、長江(揚子江)の鯉のぼりそのものかもしれない。

中国全土にはおよそ 70の水族館があるという。
ここ、北京海洋館といい、来年、第 7回世界水族館会議のホストを務める上海海洋館、先日、世界一大きな人、鮑喜順さんが長い腕を使いバンドウイルカ(海海、楽楽)が飲み込んだプラスチック片を第 1胃から取り出すことに成功し話題になった皇家極地海洋世界など、中国では水族館業界も今が熱い。広大な国土、人口 13億人のほとんどが内陸に住んでいることを考えると、この先、中国の水族館はどこまで増え続けるのだろうか?

北京海洋館で桜を見ることはできなかったが、北京にも玉渊潭公園など、桜の名所があるようだ。でも、北京の街には、春の風物詩、ヤナギの綿毛が舞っていた。

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