2007年05月02日
トリーター:小谷野

船酔いとアカクラゲ

4月24・25日で東京海洋大学の船「ひよどり」に後輩とともに乗船し、アカクラゲを採集してきました。
湾内ですし、そんなに荒れないだろうと思い酔い止めを飲まなかったのが大失敗。
一緒に乗船した海洋大の先生いわく、
「こんなに海が荒れた日に乗船するのは年に 1度だね。」
どこかに捕まっていないと海に投げ出されそうになるほど船はゆれ、しっかりと船酔いしました。

そんな中でもお仕事、お仕事!
アカクラゲを発見したら船長さんに合図して船を止めてもらい、網でせっせとクラゲをすくいました。海で見るアカクラゲは触手が長くのび( 2m以上はあったでしょうか。)、悠々と泳いでいて感動的な美しさです。傘の模様も 1個体 1個体違っていてとてもきれいでした。

1番きつかったのは、クラゲをサイズごとにわけ、パッキングする作業です。下を向いて作業するため、船酔いがどんどんひどくなります。しかし、やるしかありません。気合でなんとかパッキングをすませ、その作業が終わる頃にはようやく着岸。
陸に上がったとき、心からほっとし、やっぱり人って陸上で生きるようにできているんだ!と実感しました。

さて、私たちが船酔いに耐えながら採集してきたアカクラゲは今クラゲファンタジーホールで展示されています。
ぜひ!見に来てください。

アカクラゲアカクラゲ

クラゲファンタジーホール

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