2007年05月24日
トリーター:伊藤

特定動物を飼っている方へ!

急ぎましょう!5月末日までに!・・・こんにちは伊藤です。きょうはいつもにも増してカチコチに堅いお話です。

特定動物とは、力が強かったり、毒があったり、逃がすと生態系にダメージを与えやすいといった特徴を持つ動物で、ニシキヘビやワニなどが指定されています。
動物園ならいざ知らず、まさかこんなの飼ってる人なんて・・・とお思いでしょうが、実はそうでもないんですね。私たちが子供の時代にはこれらが縁日やペットショップで売られていたのですから。

特定動物の飼育には許可を受ける必要があり、これまでは各県別に許可を出していたのですが、今度から国が「動物愛護管理法」のもとで一括して規制を行うことになりました。
それに際し、許可の切り替えをする必要があり、その期日がこの 5月までなのです。それを過ぎてしまうと新規の許可申請になってしまいます。

思い当たる方!急ぎましょう。実は全然面倒ではありませんよ。経験者語るです。
実は私もペットとしてワニガメを飼っていて、先日手続きに行ってきました。小屋の図面などは昔提出したもので大丈夫でしたし、書き方が分からない書類は持っていって聞きながら書けます。そして、一番面倒だと思われがちな「マイクロチップの挿入」ですが、注射器で後ろ足の付け根にピュッと一発、10秒で終わりでした(費用もそれほど高くありません。飲みに行くのを 1回控えたと思えば)。
1日有休をとるか、平日動ける家族の方に頼めば簡単です。また、許可期間は手続きを行った日から数えますので、実は遅めに行った方が得だったのでした。
一番怖いのは「手続き面倒くさいし」「法律違反になると怖いし」といった心から動物を生きたまま捨ててしまうことです。もし帰化してしまったら、現在深刻な外来生物問題に拍車をかけてしまうことになります。また、水族館に持ってくる(置き去りにする)というのもNGです。今はどこの園館もこうした動物でぎゅうぎゅう詰めですからね。

というわけで繰り返しますが、「手続きは簡単ですから、お早めに!」です。

ワニガメワニガメ

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