2007年05月28日
トリーター:倉形

アユ釣り師はお待ちかね!

この時期になると全国的に『 6月1日』の解禁日が待ち遠しくてたまらない釣り師たちがいます。それはアユの“友釣り”をする人たちです。
みなさんもアユについてよく知っていると思います。

生態的には秋に川で産卵し、その後ふ化した仔魚は川を下り、海で生活している間は肉食性で小エビなど食べています。翌年の春には遡上し、そして川で定着生活を始める頃には石に生えている藻類(苔)を食むようになります。この時期その苔むした石を巡って激しい縄張り争いが繰り広げられます。

この習性を利用した釣りこそが『友釣り』であり日本古来からの釣法で世界にも類を見ない釣りです。ちなみにこの釣りの発祥地は、全国的にも有名な静岡の『狩野川』であるといわれています。

私も上司に誘われて友釣りを過去に 3回ほどやったことがあります。上司に指導を受け 10mぐらいの竿に仕掛けをセットし、オトリのアユを付けて泳がして縄張りを作っていそうなポイントまで誘導させるのですが、流れが速かったりでなかなか思うように操作ができませんでした。やっと要領が掴めて釣れ始めた頃には、長竿を 1日中持っていたため腕と胸が筋肉痛になった経験があります。

それからというもの『友釣り』に出掛ける時のタックルが大掛かりになるため、せっかく竿など一通り購入しましたが、今は家の物置でほこりが被っている状態です。

今年は久し振りに竿の手入れをして、ルアーフィッシングばかりではなく「友釣り」にも出掛けてみようかな・・・。

相模湾ゾーン

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