2007年07月02日
トリーター:寺沢

大きなペンギン

ある調査によると、20歳の日本人女性の平均身長は 158.4cm(平成 7年度)で、この数字とあまり変わらない、大きなペンギンの新種の化石が発見された。

赤道近くのペルーで、約 3,600万年前の地層から、体長 1.5mの新種の化石をアメリカの研究チームが見つけた。その大きさは、現存する 18種で最も大きいエンペラーペンギン(体長 1.3m)を上回り、頭骨の全長の 3分の 2以上がくちばしという、今のペンギンに見られない特徴も備えている。また、体長 約 80cmの別の新種の化石も発見されたという。

ペンギンの祖先は 400万~800万年前、寒冷化に伴い、高緯度地方から赤道付近に生息域を拡大したと考えられてきたが、移動時期がこの発見で 3,000万年さかのぼることになる。

エンペラーペンギンの繁殖期の大移動のように、体長 1.5mのこのペンギンたちが一列にならんで歩いてきたとしらた、どんなに壮大な旅であっただろうか。

フンボルトペンギンフンボルトペンギン

ペンギン・アザラシ

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