2007年08月16日
トリーター:植田

温度管理

このコーナーの話題が「暑い」を、キーワードとしてここ数日続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
きょうこそは「暑い」から脱却して、別の話題で進めようかとも思ったのですが、やはり無駄な抵抗はやめました。だってやはり「暑い」ですものね。

さて、外へ出るとうだるような暑さなのですが、水族館へやってきていただくと、水槽の中の魚たち、特に相模湾大水槽の魚たちのようすを見ると、いかにも涼しげですよね。
現在この水槽の海水温度は、23.5度に保たれています。毎日神奈川県の関係機関から送られてくる「漁海況速報」によると、当館に近い平塚の地先海域の海水温が 15日現在 28.2度とのことなので、それよりも 5度弱低い温度に保たれているのです。
この温度は、この水槽にすむ魚たち約 90種のほとんどにとって快適と思われる温度なのですが、この温度を保つため、この水族館の地下にある機械室では、温度制御装置や熱交換器、それにヒートポンプチラーが 24時間休み無く働き続けています。24時間無休ですから、この水族館の設備関係のスタッフも 24時間交代で常に機械の動きに目を光らせて、魚たちが涼しげにいつも過ごせるように勤めています。

相模湾大水槽相模湾大水槽

相模湾ゾーン

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