2007年08月19日
トリーター:島津

離岸流のはなし

夏になると水の事故が多くなりますが、その中に離岸流があります。
離岸流とは海岸に向かって強い風が吹くと、海の水は波によって沖から海岸に打ち寄せられます。そうすると、水はどんどん岸にたまってしまい、どこかで沖に戻らなければなりません。その通り道が離岸流です。

発生しやすい海岸
・海岸が外洋に面している
・遠浅で海岸線が長い
・波が海岸に対して直角に入る
・川が海へと流れ出る
・海面が穏やかで天気の良い日
離岸流はオリンピック選手でもその流れに逆らって泳ぐことが難しいほど強い流れです。

もし、沖に流された場合
1:落ち着くこと、決して流れに逆らわない
2:岸とは平行に泳ぐ、幅は 10~ 30m
3:抜け出たら岸に泳ぐ

サーファーの人たちは、離岸流を利用して沖に出るそうです。まだまだ暑い日が続きますので、海に行く時はくれぐれも気をつけてください。

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