2007年09月16日
トリーター:北田

ファーストインパクト

きょうは昼からの出社。
日曜日、小田急の車内もにぎわっていた。

先日の帰宅途中、車内でこちらをじっと見て笑っている子供がいた。“えのすい”のイルカキャンディをなめていた。思い出した。ダイビングショー「フィンズ」で目の前に座っていた方だ。私服に着替えていたのに覚えてくれていた。うれしかった。
“えのすい”のリーフレットを母と見ながらたくさん思い出を話していた。この風景を見ていると、ちょっと前のことを思い出してしまった。

とある北の水族館に訪れたときのことだ。
一人の子供が水槽から離れない。親は先の展示へと進んでゆく。その時、子供が親を呼んだ一言、
「ママ、魚があくびしているよ」。
大きなコガネシマアジが大きな口を開けていただけだった。私にはそれだけであったが子供にはすごいことだったのだ。
「魚があくびをした」。
この子供の声を聞いた瞬間、私の中で大きな風が吹いた。子供の感動は大事にしたいと思った。

先ほど館内で子供から受けた質問「大きいダンゴムシはどこですか?」。
本当の生き物の名前よりも大事な物ってあると思った。

フィンズフィンズ

フィンズ

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