2007年09月26日
トリーター:小谷野

クラゲなぞなぞ

きょうは最近、私がはまっているクラゲをみなさんに当てていただきたいと思います。
ヒントを差し上げますので、その魅力的なクラゲの名前をあててください。

( 1) 9月に入ってから城ヶ島や江の島に出現しました。今年はなんとなくですが、多い気がします。

( 2) よく探さないとと見つからないくらい透明で、瓜形かまたはカウベル形です。

( 3) 体には「くし板」と呼ばれる 8本の運動器官があり、そのくし板をヒラヒラさせて海の中を泳ぎます。

( 4) 光が当たると反射して、くし板がプリズムのように虹色に輝きます。しかしこのクラゲ自体が発光しているわけではなく、くし板に当たった光が反射しているだけなので、真っ暗闇だと光りません。

( 5) 口はとても大きいのですが、ふだんはキュッと口を結んでいます。いったん餌を見つけるとカパッと口を開けて自分と同じくらいの大きさのものなら一飲みにしてしまいます。その動作は一瞬です。

( 6) 時には自分より大きい餌にもかぶりつきます。最大限に口を開け、餌に吸い付いてちぎります。体が透明なので、食べた餌は丸見えです。

( 7) このクラゲの餌はカブトクラゲです。カブトクラゲも光を反射するくし板を持っているので、カブトクラゲは胃の中でしばらくのあいだキラキラと光っています。

( 8) カブトクラゲを食べたあとは風船のようにパンパンにふくれて体がまん丸になります。どうやら腹八分目では満足できないようです。


餌を食べているようすがおもしろく、食べたあとの姿があまりにかわいいので私は毎日餌をあげるのを楽しみにしています。

さて、何クラゲかおわかりになりましたか?それでは最後のヒントです。

( 9) このクラゲはクラゲファンタジーホールのわりあい小さめの水槽にいますので、ぜひ探してみてください。

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深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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