2007年09月29日
トリーター:倉形

「きょうは何の日?」

1982年(昭和57年)の 9月29日は『ク(9)リーニ(2)ング(9)』の日です。これは全国クリーニング環境衛生同業組合連合会が制定したもので、消費者にもっとクリーニングを利用してもらうこととクリーニングの技術向上を目指すために設けられた日であります。

さて、魚の世界にも「掃除屋さん」がいます。代表的な海水魚が『ホンソメワケベラ』です。
生息しているのは太平洋やインド洋、そして日本では千葉県房総半島よりも南の岩礁やサンゴ礁です。稀に潮の流れに乗って北上することがありますが、その辿り着いた場所で越冬できずに死んでしまうため死滅回遊魚となります。
私は以前伊豆でスキューバダイビングをしているときホンソメワケベラが掃除をしている光景を実際に目にしたことがあります。

この魚が大小様々な魚の体表面や鰓の中、口の中などの寄生虫や食べ残りを食べます。掃除をしてもらう魚たちは口や鰓ぶたを大きく開けて気持ち良さそうに掃除をしてもらっています。

当館でもホンソメワケベラを展示しています。展示している場所は、相模湾大水槽です。
ぜひ来館されたときは、相模の海ゾーン、観覧通路途中の丸い窓が 2つある内の右側の窓を覗いて見てください。
きっとクリーニング行動をしている姿に出会えるはずです。

掃除中のホンソメワケベラ掃除中のホンソメワケベラ

相模湾ゾーン

RSS