2007年10月09日
トリーター:伊藤

クララが立った、歩くし、よく食べる

食欲の秋到来ですね。最近ご飯を食べ過ぎてお腹が出っ張ってきた伊藤です。

食欲といえば、最近、秋篠宮殿下のご研究コーナーに登場したヒレナマズもかなりの大食いです。マグロでもミミズでもミンチ肉でもなんでも際限なく食べ、食事の後はフグのようにお腹がパンパンに膨れています。しかも、食べたそばから成長している感じです。
2か月ほど前に水族館にやって来た頃は 10cmくらいしかなかったものが、今では 3倍くらいになっています・・・ 。

ところでこのナマズ、学名がClarias (クラリアス)のため、俗に「クララ」と呼ばれています。某アルプスの物語のヒロインが思い起こされますが、偶然でしょうか、共通点があります。
物語のヒロインは車椅子から「立ち上がって」「歩く」という名場面がありましたが、このナマズの「クララ」は眠る時に頭を上にして直角に「立ち上がり」ます。
知らない人が見たら、弱って浮いているように見えるでしょう。さらに、固い胸鰭のトゲを使って陸を歩くこともできるそうです。
別名「ウォーキングキャットフィッシュ(歩きナマズ)」といわれる水陸両用の万能選手です。
ぜひ見てみてください。

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