2007年10月29日
トリーター:崎山

カシパン・ブンブク・サンドダラー

今年度から「発見の小窓“小さな地球”水槽」(以下小窓水槽)は少なくとも 3か月くらいの周期でゆったりと更新していこう、と話していました。しかし、今回の「菓子パンみたいなウニとその仲間たち」いわゆる「ウニ展」は諸般の事情で短く、11月2日までとなっております。ぜひのぞいてみてください。

さて、そのウニ展示ですが、開始前は 24種集まるかということでかなりひやひやしました。小窓水槽オープン時に開催した「ウミウシ展」に近いものがありました。
でも苦労した分、われわれも楽しく、勉強になりました。また今回は「カシパン」を中心にすえていたので、そういった仲間も集める必要がありました。われわれトリーターも初めて扱うものも少なからずありました。例えばブンブクの仲間、これは古参のトリーターも「初めて」というものでした。
今 2個体展示中で、ヒラタブンブクとオカメブンブクだと思いますが、確実ではありません。
スカシカシパンについては細かくしたミンチを食べるところが撮影できました(えのすいショートムービー参照)。実はこの個体、トリーターもよく知らないところで 1年以上飼育していました・・・。
このスカシカシパンとともに、体に穴が開いているサンドダラー。アメリカからやってきました。スカシカシパンは 5つ穴ですが、後者は 6も開いています!
ピアスが楽にできそうです。どこかの海ではこの穴に標識をつけて個体識別しているという話もあるようです。
なお、英語でこの類の仲間はSand dollarあるいはSea Urchinと呼びます。
せっかくなので 11月からもある程度展示する予定ですが、24種のウニ展示は 11月2日までです。

カシパンの仲間カシパンの仲間

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