2007年11月04日
トリーター:佐藤

魚のかたち 展示のかたち

きょうは 11月3日、文化の日です。至る所で学際やら、文化祭やら、勲章授与式やらがおこなわれています。
文化祭か~。遠い昔の出来事になってしまったな~と思えるほどにただただ年齢を重ねてしまったきょうこの頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?こんにちは、えのすいトリーターの佐藤です。

11月です。食欲の秋です。強引ですが、「文化の日」と「食欲の秋」を足して、「食文化」の誕生です。
日本だけと限定ができませんが、周りが海の囲まれているという理由で、よく「魚を食べる」という食文化について取りざたされています。
通常の水族館や動物園では「命を大切に・・・」や、「自然を守ろう・・・」などを前提に展示をおこなっているところが多く存在します。
もちろん当館でも水族館や動物園としての掲げるべきスタンスで展示をおこなっていますが、それ以外に別の切り口から、生き物たちと人とのつながりを紹介しているコーナーがあります。
それが「食卓にあがる魚たち」の展示です。

普段、夕飯時にテーブルに載る食材として扱われている生き物たちをメインに展示しています。切り身、ひらき、フライ、ミンチ、唐揚げなどなど、そちらの方がみなさんにとってはおなじみですよね。それらが本来どんな姿をしているかなんて、わからない人もいるかもしれません。
食材としてとても身近でありながら、実はよく知られていない生き物たちを、「生」をそのまま紹介するだけでなく、あえて「死」から「生」とそして「人とのつながり」を紹介する、“えのすいならでは”の展示になっています。

今の展示は大昔から行われてきた漁法の「釣り」によって得られる生き物です。釣りの歴史や釣りの仕掛け、さまざまな釣竿なども一緒に紹介しています。
また、12月の半ばから新しい展示内容に変わりますのでそちらもお楽しみに~。

食卓の魚コーナー食卓の魚コーナー

相模湾ゾーン

RSS