2007年12月20日
トリーター:北嶋

おヒゲでさわさわ

“えのすい”の入口はいってすぐの波がざっぱぁ~んと打ち寄せている水槽の隣、私たちトリーターが「じゃぶじゃぶ池」とよんでいる水槽があります。
じつはココ、相模湾大水槽と石組みで仕切っているだけで、つながっています。
じゃぶじゃぶ池にはまだ大水槽デビューは早いかな、と思う幼魚だったり餌取りの特訓中の魚も入っています。

しかーし!魚たちにはそんなトリーターたちの思惑とは裏腹に、石組みをすり抜けて(のりこえて?)大水槽へと自ら放たれていく者たちもいます。
なかには、大水槽にお出かけしながらもじゃぶじゃぶ池にちゃんと帰ってくる強者のウツボなんかもいます。

そして、大水槽デビュー予定のない魚たちも・・・。

その代表魚が「ゴンズイ」です。
このゴンズイは、他の魚の寄生虫などをたべてきれいにしてくれるクリーナーフィッシュとしても知られています。
過去、大水槽にゴンズイが入ってしまうことはあまりなかったので、ちびゴンズイたちが他の魚にぅわーっと群がっても、みんな「何?だれ?!やめて~!」と嫌がってたのに、いつのまにかクリーニングをしてくれることを学習したようです。
今ではすっかり口を大きくあけて、気持ちよくおそうじされてます。

このゴンズイ、魚だけではなく人間にも群がってきます。恐れを知らないのか、いやいや、毒のトゲがありますから!
じゃぶじゃぶ池の巨大ゴンズイ玉に囲まれるのはちょっとした恐怖です。

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相模湾ゾーン

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