2008年02月01日
トリーター:崎山

繁殖

私事で恐縮ですが、先日子どもが生まれました。
3人目になりますが、これで 3姉妹ということになりました。将来的に家庭内で仲間はずれになりそうです・・・ 。
とにかく奥さんと私の 2人から 3人の子どもが誕生したわけですから、ちょっとばかり人口増加に貢献したのかなあと思います。

人間は基本的に 1回に 1人の子どもを産んで、自立できるまで親が世話をします。
今は社会的な自立もあるのでかなり長く面倒を見ている形になりますね。
海洋生物でもさまざまな形で繁殖がおこなわれ、子孫を残します。きのうの日誌にもある通り、卵を産む場合、産卵数も種によってかなり差があります。
また、多くは卵の産みっぱなしで全く面倒をみません。あっというまに親離れ子離れです。
普通はそのほとんどが他の生物に食べられるなどして死んでしまい、わずかに生き残った個体が次の繁殖に参加できるのです。
そういった中でもなんらかの按配でどえらく子どもが残るときがあり、それが時々話題になる「何々大量発生!」という現象につながります。

さて、“えのすい”でも時々そういった命の営みを目の当たりにできる機会があります。
自分の口の中や岩の上の卵を守る魚、水槽の壁に卵を産みつける巻貝、2匹の魚が一緒にくるくる回りながら上昇していき、パッと放精放卵・・・ 。
そういった「ドラマ」は水槽を見ただけではなかなかわかりにくいと思います。
何らかの形で表示していきたいと思います。お楽しみに。

卵を守るトウアカクマノミ卵を守るトウアカクマノミ

太平洋

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