2008年02月17日
トリーター:島津

鉛の話

釣りのおもりとして、古くから鉛が利用されていますが、環境によくないということから、最近は少しずつ鉛から鉄のおもりに代わってきています。
鉛と鉄を比較すると、鉛の方が比重が大きく、1平方センチ当り、鉛が 11g、鉄が 7.2gと差があり、従来の形状では、鉄は沈む速度が遅くなることが問題点でした。
いかに速く沈むか、あるメーカーでは研究・実験の結果、形状を釣鐘型にし、下部に重心を置き、水の抵抗を軽減するため上部に 4枚の薄い羽根を付けることで、鉛よりも速く沈ませることに成功しました。
速く沈めるということは、釣りの釣果につながります。

ところで鉛は、その他にも顔料や塗料、海外から輸入されるアクセサリー、子供用玩具などに使われています。
特に子供は、すぐに物をなめたり口をつけたりするので、健康被害が起こる可能性が指摘されています。

RSS