2008年03月01日
トリーター:秋山

僕はこの時期になると、花粉で鼻のあたりがつらいですが、冷たい風にも負けない心地よい陽射しが春の訪れを感じさせてくれます。
そこで今回は、魚へんに春という漢字を書いた「鰆」という魚を紹介します。

まず、この「鰆」、なんて読むでしょう?

正解は、「サワラ」です。

サワラは、サバ科に属する海水魚で、主に小魚を捕食している肉食魚です。大きな口の中には、鋭い歯があります。
見た目は、細長い体型をしていて、大きくなると体長は 1m、体重は 7kgほどになるそうです。

実は、成長するにしたがって呼び名の変わる出世魚で、調べてみると、40~ 50cmサイズのものを「サゴシ(サゴチ)」、50~ 60cmサイズのものを「ナギ」と呼び、60cm以上のサイズになると「サワラ」と呼ばれるようになるそうです。
サワラの身は色が白っぽいので、白身魚かな?と思っていましたが、成分からすると赤身魚になるようです。
サワラを食べたことのある方には、共感していただけるかもしれませんね。

春になると産卵のために沿岸へ近寄るため、「春を告げる魚」という意味から、「鰆」と書くようです。

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