2008年03月11日
トリーター:戸倉

訓練場所は?

みなさんも、ニュース等でご存知とは思いますが・・・
本日、日本人宇宙飛行士の土井隆雄さんを乗せたスペースシャトル「エンデバー」が、日本時間 15:28に打ち上げられます(トリーター日誌にアップされる頃には、もう打ち上がっていると思いますが・・)。
土井さん自身、1997年以来11年ぶり 2回目の搭乗だそうですが、今回は国際宇宙ステーションにドッキングさせる日本の実験モジュール「きぼう」を搭載しての打ち上げなので、任務は大きいかと思います。

スペースシャトルというと、宇宙での数々の実験が知られていますよね?
今回の実験予定の中で、私が興味を持っているのが、
1 )カエルの「卵」が宇宙(無重力空間)で、どのように発生(細胞分裂)していくのか?
・・・今後、人類が宇宙空間で暮らして行くことが可能なのか?を知る為の基礎的な実験だと思います。

2 )無重力空間で、ブーメランはどのように飛ぶのか?
・・・重力の影響が無いので、はたして戻ってくるのか?ただ単純に興味があります。
いずれにしても、実際におこなったことがないので、宇宙での実験は大変貴重なデータとなるでしょう。

さて、今回もシャトルも外での船外活動をおこなうようですが、やはり訓練が必要となります。といっても地球上で無重力空間を作り出す事は非常に困難です。では、いったい何処で訓練をするのか?ご存知ですか?
実は、「水中」でおこなうそうです。
確かに空気は無いし、無重力に近いし・・ 私たちトリーターも水中で作業することが多いですが、逆さまになって何か修理していると宇宙に漂っているみたいです(おこなったこと無いけど・・) 。

相模湾大水槽で実施しているショー「うおゴコロ」でも、ダイバーが水中をまるで宇宙の無重力空間の中に居るかのように気持ちよく泳ぐと思いますので、楽しみにしてくださいね!

うおゴコロうおゴコロ

uogokoro(うおゴコロ)

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