2008年03月22日
トリーター:櫻井

展示を 100倍楽しむ考え方

本日から食卓の魚コーナーが新テーマでスタートです!
テーマは「養殖」。

この食卓の魚コーナーでは、「食」を大きなコンセプトとしています。3~ 4か月おきにテーマを変えて展示替えをおこないますが、全てのテーマに共通しているのは、「食」。
「命をいただくからいただきますという」、といったフレーズのもと、命の尊さ、ありがたさに、いろんな角度から気づいてもらいたいコーナーです。
最も身近な食卓にのぼる海産生物を、いろんな角度でご紹介!

今までの食卓の魚コーナーのテーマを簡単に振り返ってみましょう。
・栄養
 (この生物はカルシウムが豊富、タウリンが豊富、DHAが豊富、滋養に良いetc・・・)
・名産
 (イワシの仔シラスは相模湾が名産、江の島名物タコせんべいetc・・・)
・調理法
 (コンブダシ、アユの塩焼き、マダイの刺身、クエ鍋etc・・・)
・漁の方法
 (定置網、地引網、刺し網、タコカゴetc・・・)
・刺身
 (赤身の魚白身の魚の違い、日本人のイカ好き、タコ・貝がなければはじまらないetc・・・)
・釣り
 (ルアーで釣れる魚、磯釣りで釣れる魚、アユ釣りetc・・・)
などなど・・・ 。
まさに 360度の視野から展示が繰り広げられています。

「水族館で大事に飼育している生物を、おいしそうというのは不謹慎」とみなさんは思いますか?
館内でお客さんの声を聞いていると、かなり多く聞こえてくるのが「美味しそう」、「何人前?」、「食べられるのかな」。
「かっこいい」「きれい」「かわいい」という声と同じくらい、もしかするとそれ以上に多いかもしれません。
さまざまな考え方の人がいるこの世の中で、展示生物の見方もまた人それぞれ。そこでこの食卓の魚コーナーのように、さまざまな角度から身近な生物を知ってもらえたら、たとえ、「この展示生物、食べたい!」と思ったとしても、思われた生物も浮かばれる・・・かも知れません。

大好評!食卓の魚コーナー大好評!食卓の魚コーナー

相模湾ゾーン

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